2003年4月20日 (日)
空港でレンタカーの返却だが昨日パンクで換えて貰った車がホイール廻りの傷で 100 ユーロ頂くと言う。
私がやったのではないから奴らだ。仕方が無い。
今までずっと保険はフルカバーだった。今回は 5 日間なので初めてスタンダードにした。
そしてこの結果だ。ただフルカバーに入ると 200 ユーロ程度増えるはずで「ソン」ではなかった、と思う。
支払いは 442 ユーロ+100 ユーロになる。 イタリアがドイツより高いのが面白い、じゃなく面白くない。
マルペンサ空港
10 時 10 分発で時差 1 時間で 13 時 20 分に着く。MD-80 は満員だ。日本人はいない。

トランシルバニアの山々
入国はすんなりだ。さて両替だ。3 万円で 750 万レイだから 1 円が 250 レイだ。額の割に分かりやすい。
前回 1998 年 10 月に来た時に気に入ったホテル「ハヌルマヌック」に真っ先に行く。
FAX を送ってあるが返事が来てなかったので心配だったから。
1 泊、100 万レイ、4000 円で朝食付きだからホテルの平均価格が高いブカレストでは格安だ。
ブカレストでもこの雰囲気は外に例を見ない。
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中庭を囲って回廊が巡り外に向かって部屋がある。良い雰囲気!

中庭はレストラン

荷物を置いたらすぐに路面電車(トラム)を写しに出る。地下鉄の 10 回券を 200 円で買って乗る。
二回目だから写り映えのするところは大体分かるが地下鉄で少し離れた所、行ってない所を目指す。
地下鉄の新車とカード

トラム網はかなり密で本数も多い

チケット

意図的ではないようだが緑は多い。

ヘラストラウ公園

公園に子供が殆ど居ないのが不思議ーーー



水鳥が猛烈に多いのも不思議ーーー

凱旋門脇にトラムの始発ターミナルがあるので行き先を確認がてらしばらく写す。

前回ケンタッキーフライドチキンのトウモロコシが美味しかったが今回もある。
気のせいかトウモロコシの味が落ちた
これはマクドナルド 
部屋に戻る。前回同様好ましい。



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2003年4月21日 (月)
部屋から統一広場が見渡せる。
歩いて 10 分の CFR(国鉄の切符前売り所)に行き 22 日のブラショフ行き急行一等 980 円、
24 日のボトシャニ行き特急二等 1930 円を買う。 駅では当日券しか買えない。
ブラショフへは一日 6 本、ボトシャニは 1 本! ボトシャニは 476 Km を 6 時間 35 分だ。
前回入れなかったチャウシェスク元大統領がドカンと建てた「国民の館」に行く。

入り口で空港並みのセキュリティチェックを受けて 400 円で入る。撮影は一切禁止だ。
1 時間 20 分のガイドツアーだ。中は一部テナントが入り、他の用途も考えているようだ。
午後は 70 Km 北のプロイエシュティのトラムを写しに行く。当日券は駅だ。
並ぼうとすると駅員(本物)が来て買ってやると言う。昨年来て仕組みは知っている。
けど面倒だから従う。特急一等 530 円でチップ 200 円で長蛇の列に並ばない。
金銭的には抵抗はないが並んでいる人の目が気になる。


工業都市で活気があるプロイエシュティ

トラムはポツダムのお古で塗装もそのまま

これは在来種ーーー

元ポツダム

ロシアで見たタイプの市場

帰りは二等、車両には当たり外れがある。 すべて指定なので移動出来ない。


我が家に帰る!!

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2003年4月22日 (火)
今日はブラショフに向かう。昨日のプロイエシュティを通過する。
明日の宿泊を新たに予約して一泊旅行だ。 主要荷物は 200 円でホテルに預ける。
→ ブラショフ
窓の調子が悪く閉めるときに指を挟む。同室 6 人の内の一人のご婦人が元看護婦だ。絶妙の巡り合わせ!
若い男性が英語で教えてくれる。私が元ではなく現役ならもっと良かった、と言ったら大盛り上がりになってしまう。
ルーマニア人は陽気と聞いていたが確かにーーー
トランシルバニア越え、けっこうきつい!

ブラショフ駅で早速客引きに “ 捕まっる ” プライベートルームで 2000 円(朝食無し)
町から 3 Km 離れている。連絡バス

ブラショフのトラムはかなり痛んでいる



比較的ましなのも有る。 最近ドイツから来たものと思う。

ロープウェイでトゥンパ山に行き町を見下ろす。

ロープウェイ

天気も上々、雰囲気も上々、よって山道を歩いて下る。


上から見たスファトゥルイ広場に行く

共和国通り


プライベートルームへは “ 客引き ”と一緒にタクシーで行く。たまげたが 120 円だ!!
部屋はアパートの一室で隣は住民だ! 2000 円(朝食無し)


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2003年4月23日 (水)
ドラキュラ伝説のブラン城がバスで 45 分、70円だ! 18000 の所をうっかり 180000 出そうとしてしまう。

ブラン城
城からの眺め

ブラショフに戻る。 ブカレストにあったマクドナルドがブラショフにもある。

「革命」時の痕跡が残っている

ブカレストに帰る途中のシナイアまでミニバスで行く。多分かつての “ 上流階級 ”の避暑地だ。


立派な建物が並ぶが人はすくない。

ペレシュ城

シナイア僧院


雪が残っていると言うことはかなりの高地なんだなーーー

シナイア駅からは鉄道で戻る


急行の二等でブカレストへ。6 人室独り占めだ。

平地に出た辺りはテキサス州みたいだ。石油の掘削の機械が牧場のあちこちに見受ける。
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2003年4月24日 (木)
今日もまた「通い慣れた」線でボトシャニまで行く。ブラショフまで同じコースだ。
今回もブカレスト「ハヌルマヌック」に 27 日を予約して荷物を預けて 3 泊の旅だ。
おまえだから特別預かる、と言われる。日本人は一度も会わないから私はここではいっぱしの顔だ。
コンパートメントには私の外に母親、17 歳の息子、12 歳のとても可愛い娘だ。
ルーマニアの女性は周辺国より平均的に可愛い、と思う。
息子は英語が私よりキレイだ。英語を使いたいようで長時間付き合うが少し疲れる。
カルパチア山脈の多分外側(東側)と思う。真っ平らだ。

樹木が少ない。人為的と思う。



車両は比較的良いが座席が簡素で座面が短い。


草が少なく牛は多い

ボトシャニ到着直前には廃工場が多い。

ブカレストノルド駅の ATM が使用出来なかったので一文無しだ。
シティバンクのワールドキャッシュからおろす。こちらの ATM は 5種類の金額ボタンの中から押す。
最高額の 2000000、8000 円を出す。
トラムはドレスデンから来たそのままで一種類だ。路線図はどうしても見つけられない。歩く範囲で写す。


女子大生が英語で話しかけてくる。自慢じゃないが日本では一度もない事だ。
本当に馬車が通る。

ローカル線のローカルジーゼルでスチャバに向かう。

スチャバに行くにはベレシュティで乗り換えだがが列車が遅れてスチャバには 23 時過ぎないと着かない!!
都合良く?白タクが来る。「アウディ 80 だ」。200000、 800 円という。20 Km だ。
タクシーは 1 Km、5000 が基準だ。2 倍だ。 OK !
アウディに乗るのは初めてだが言わないでおく。仕事帰りのバイトのようだ。
アウディは飛ばしてスチャバのホテルブコビナセヴェリンに 20 時に着く。
11 階建て「昔」の超豪華ホテルは超安値!!
(白タクを推奨しているわけではありません)
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夕食にブコビナ料理、ビール、コーヒー、チップで640 円で申し訳なくなってしまう。
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2003年4月25日 (金)
朝食はオムレツだ。ルーマニアに来て以来、朝食のないプライベートルーム以外はすべてオムレツだ。
今日の付け合わせはソーセージ 3 本だ。1 本残してしまう。野菜が少ない。
トラムは無いから町の見物だ。 まず博物館だ。私の行くところに順に明かりが点く。
出てしばらく進むと聖ゲオルゲノウ修道院


宿に戻るとタクシーとグル(多分)のフロントがブコビナ修道院群を猛烈に奨める。
でも残念ながら 1998 年の時に行っている。 あちらさんも残念そうだった。
ここにもマクドナルド。
トラムの町ヤシに行かなくてはならない。アウトガーラ(バスターミナル)に行く。
150 Km 程度と甘く見たが一日 3 本だ! 運良く 30 分後の 11 時 30 分発があった!
ターミナルの市場をうろつく。NAIWA と NAKAI のカセットがある。アイワ、アカイの読み間違いではない。
バスは快適とは言えない


バスはぼろいが田舎道は楽しい。3 時に着く。
ヤシに着いて ATM で引き出す。新券なので気づいたが紙でなくプラスチック製だ!
すかしに該当する透明部分を除いて紙と同じデザインだ。
取り急ぎ目の前、統一広場のホテルトライアンにする。
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トラムに向かうがここの路面はかなり悪い。よって揺れが激しい。





韓国製のタクシー


大学があり若者が多い。ほぼ全員英語を話す。
文化宮殿

修復中の三聖人教会

今日の宿は昨日と同様、かつては中心広場の高級ホテルだ。

今度はモルドヴァ料理、ビールも入れて 450 円!!!

部屋から広場を眺める

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