
2000年3月6日 (月)
定年後の楽しみ、路面電車(トラム)のホームページ作りが今年中には「正式」に始める見通しが立ってきた。
  圧倒的に多いヨーロッパのトラム都市を出来るだけ早く “ 片付けなくては ” ならない!
  さらに驚く事に多くの都市で新設されている。行かなくてはならないところが増えているわけだ。
  
  三年連続で「かあさん」に手伝って貰って春の長期ヨーロッパだ。
  ほぼ同じ日数( 57 日)、格安で同じ飛行機(エールフランス)ーーー  76000 円
  21 時 55 分成田発で出発! 今パリに早朝に着く便はこれ一本だけだ。
  
  今回はかなり気持ちに余裕がある。というのもインターネットや入会した同好会からトラム都市の情報がかなり
  充実してきているので旅が当てずっぽうではない。だが宿を予約していないのは今まで通りだ。(一個所を除く)
  
  今回は移動は飛行機と短区間の鉄道を除いてすべてレンタカーだーーー
  当然ながら撮影時にはトラムを多用する。
  レンタカーは日本のハーツで予約した。
  ( 結果を 4 月 28 日に記してある。計 406210 円)
  
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  2000年3月7日 (火)
  
  撮影旅を始めて以来いつも苦しいのがフィルムの量だ。日本のフィルムを現地で現像して良いのか迷う。
  今まで持てなくなったら現像に出したが例えばポジは撮影にも問題があると思うが出来が悪い。
  プロはどうしているんだろう?
  
  シャルル・ド・ゴール空港第二ターミナル F という出来たてのロビーに夜明け前に降り立つ。
  英国航空ロンドン行きに乗るため第一ターミナルに移動する。
  
  くつろぐ間もなくすぐに着いたロンドンガトウィック空港は行列も無いし手続きもアッという間だ。
  徒歩 2 分のハーツに行きレンタカーの手続きをする。今回もフルカバー保険だ。
  
  今回の車 フォード Ka
  
  
  空港内の店で地図を見つけられなかった。ハーツで貰った一枚のイングランド、ウエールズ版で
  とりあえず間に合わせることにする。
  
  ところでこの日記の写真の殆どはビデオ(磁気テープ)からでかなり見苦しいです。
  確か去年もそうだったなーーー フィルムをやたらに使えないのだから仕方が無い
  
  まず西に向かう。地図からブリストルを見つけて一般道を進む。左側通行で楽勝だ。
  日本によく似たカーブの多い細道だ。楽しい。初日に晴天も有り難い。
  
 
 
  
  
  
  ドーキング、ギルフォードなどの町を通過する田舎道を 2 時間進んだ所で高速に出る。
  高速に入るとすぐにウインチェスターで次のサザンプトンで自動的に町中に入る。
  タップリ時間があるので見物にする。毎度の事だが訪問国が多いのでガイドブックは無い。
  はっきり言ってここも全く知らない。
  だがここは分かりやすい町だ。手近な所から始める。
  
  サザンプトン チューダーハウス博物館
  
  
  マリタイム博物館、無料なのに見るべきモノが多い。
  
  タイタニックの出港地と今、知る。
  
  港湾都市だが城壁がある
  
  
  
  
  2 時間ほどで切り上げてさらに西に向かう。ソールズベリーという町に出る。
  
  
  ソウルズベリー大聖堂、全く知らなかったが尖塔の高さがイギリス No.1 と言う。ビックリ!
  
  
  
  
  天気が変りやすいのかな、小雨だ。次の町はバスだ。
  バス修道院
  
  
  バスの「バス」はパスする。
  
  明るい内にブリストルに入る。車を停めて案内所 ( i ) で新方式のトラムを聞く。要領を得ない。
  とりあえず行く。
  
  停留所があるが走っていない。
  聞くと川沿い、といっても大規模な河川港だがそこの積み卸し線路を使って観光にとバッテリー駆動トラムを
  入れたがうまくいかないので中止しているという。では仕方が無い。 では宿探しーーー
  来るときに見当ををつけた、すなわちロンドン方向に宿探しに出て最初に見つけた B&B で決定。
  
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  本日レンタカー走行距離 175 Km
  
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  2000年3月8日 (水)
  
  今回のイギリスはここブリストルが無くなるとあとはトラムはシェフィールドだけだ。ちょっと拍子抜け!
  昼までブリストル見物に充てる。動き出して分かるが高低差がかなりある複雑な地形上に町はある。
  
  昨日来たエイボン川沿いをまず巡る。最初の鋼鉄製蒸気船が係留されている。見学者が多い。
  
  「SS グレートブリテン号」 柱が全部大理石、本物? この頃は偽物を作る方が難しい!
  
  
  年代物の吊り橋「クリフトン橋」、重要な記念物のようだが英語が解読出来ない。
  
  上から見ると迫力満点! 川岸を見るとここまで潮の満ち干が来るのではーーー
  
  
  ウオーターフロント
  
  
  丘の上の大聖堂
  
  
  堪能して昼に出発する。前に記したがトラムは残すはシェフィールドだけだからのんびりだ。
  高速を細かく乗り継ぐ。M-32、M-4、M-5 でグロースターに着く。
  Gloacester でグロースターと発音するのだから難しい!
  
  
  
  
  日本語のパンフレットが有るのだから有名なのだろう
  
  4 時を過ぎたので宿探しを始める。「英国の美しい田舎町、コッツウォルズ」とたしかテレビで見た。
  今ど真ん中にいるわけだ。今いるお城の町ウインチクームで探す。
  ガソリンスタンドで聞く。B&B を教えてくれる。
  ご町内散歩を試みる。
  
  石作りの家が並ぶ。家が途切れるとほぼ全部が羊の放牧だ。頭だけ黒い。カアサンがプッチンプリンの羊と言う。
  
  
  
  B&B が並ぶ中、一番遠い丘の上が我々の B&B だ。聞くとスタンドと親戚だそうだ。参ったなーーー
  
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  本日レンタカー走行距離 55 Km
  
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  2000年3月9日 (木)
  
  決して悪くない宿だ。小鳥の囀りで目を覚ます。牧場の香りも問題ない。朝食はとても良い。
  
 
   
  
  この辺りまで来てカアサンの日本での花粉症が完全に治る。
  
  シェフィールドに向けて出発! 途中の村チッピングカムデン遠望
  
 
  独特の茅葺き屋根
  
  
  村内一周を試みる
  
  
  次の通貨地はストラドフォードアポンエイボンで休憩を兼ねて見物する。
  我が館山市の隣の丸山町の姉妹都市でシェイクスピアの生誕地、事前に知っている町は今回初めてだ。
  
  
  シェイクスピアの生家は博物館
  
  
  昨日見た「プッチンプリン」の羊さん
  
  
  一気に飛ばして 3 時にシェフィールドに着く。駐車場は当然トラム線路至近だ。P+R と書かれている。
  郊外で建物が少ない所だ。チケットを買って町に出る。
  
  P+R 券、上のチケットとセット
  
  
  ようやく今回の旅で「初仕事」だ。10 分以内の間隔と思う。町中 6~7 停留所を歩いて写す。
  
  P + R が三個所もある。車を中心部に入れないのが主目的かな?
  
  同じ全面広告車を 2 度見たから走ってる全車を見たと思う。そして広告車は一輛だけだろう。
  
  高速道路 M-1 でロンドン方向に戻る。
  
  
  ロンドン 100 Km ほど手前のサービスエリアにモーテルが有ったので決める。29.5 ポンド。
  部屋はホテル並みでバスタブだ!  階下がサービスエリアなので夕食は問題ない。
  売店でロンドン市内地図を買う。難しいロンドン市内を北から南に「縦切らなくては」ならない。
  
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  本日レンタカー走行距離 313 Km
  
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  2000年3月10日 (金)
  
  部屋にコーヒー、紅茶があるので下にサンドイッチを買いに行く。もう店は満員だ! 通勤客かな? M-1だもんな、
  高速が無料だから通勤時間に高速が混むのはドイツと同じだ。
  フロントで明日飛び立つガトウィック空港に行くのに好都合の同じチェンモーテル、M-25 のを押さえて貰う。
  
  ロンドンチューブ(地下鉄)の P+R に停めて ” ロンドン “ に行く。一日 2 ポンド。
  
  
  
  
  
  大英博物館に行く。何と無料だ。調べていないから初めて知る。
  
  
  
  
  3 時間半で 1/5 も見られない。日本人が多いのにはビックリ! こっそりガイドのガイドを聞く。
  
  ちょっと疲れたのでコベントガーデンの交通博物館に行く。ここは無料と言う訳にはいかない。5.5 ポンド
  
  
  
 
  
  ここでクロイドンという所にトラムが間もなく開通と出ている。慌てて詳細を見る。近い。
  今 3 時半だ。クロイドンは南だ。駐車場は考えてもみなかったので北の終点近くだ。
  世界に冠たる大都市とテムズ川を横切らなければならない。地図は昨日買った! ラッシュ前にと急ぐ。
  
  やはり混雑だ。ロンドン町中は道が複雑怪奇だ。
  橋を渡るのは困難と思われたので東につまり下流に進んで A-102 のトンネルにする。空いてはいないが抜けられた。
  辺りが暗くなった頃にクロイドンに着く。偶然線路に出てさらにテスト運転に出くわす。
  
  
  30 分ほどでテストランが終了となる。際どかった!
  
  宿は昨夜予約した高速のサービスエリアなので楽勝だ。ただし反対車線なので次のインターまで往復だ。
  明朝は空港方面なので好都合。
  
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  本日レンタカー走行距離 85 Km
  
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  2000年3月11日 (土)
  
  6 時 15 分に出る。暗いが高速だから間違えない。車を無傷で返す。ガトウィック空港はもう混雑だ。
  
  本日レンタカー走行距離 25 Km
  
  (フォード Ka)レンタカー走行距離 計 653 Km
  
  90 分遅れでシャルル・ド・ゴール空港に着く。
  まず「イビスホテル空港」に行き日本に帰る 4 月 30 日を予約する。
  同時に今夜の「イビスホテルシャブリ」も予約して貰う。
  
  次は昨年と同じハーツでレンタカーだ。
  特に望んだ訳では無いが奨められた BMW-320D にする。どちらかというと 1000 cc クラスが良いんだけどーー
  一日につき 35 フラン(550 円)高くなるようだ。 ジーゼル車は多分初めて、と思う。
  
  A-1、A104、A5b、A5 とパリの東をかすめて 100 Km 走りサンス手前のサービスエリアで一服する。
  
  
  今回の BMW-320D、我が家のマーチより “ 高級 ” なのは確かだ。
  
  
  車が少ない。もともとこちらは週末はトラックがない。今日は乗用車も少ない。
  
  
  フランスはドイツと違って高速は 130 キロだから注意が必要だ。 サンスから A-6 に移る。シャブリに着く。
  
  イビスホテルシャブリ、こぢんまりしている。
  
  実は昨年イビスホテルの会員になった。カードを出すと即終わりだ。キーが来る。会員は一割引きだ。
  さらに会員は夕食でシャンパンが一グラスサービスだ。ご機嫌!
  
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  本日レンタカー走行距離 238 Km
  
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  2000年3月12日 (日)
  
  フランスは紀伊国屋で買ってきた「ユーロアトラス」がある。とても見やすい。ページを開いて出発!
  
  一点の雲もないビューティフルサンデー
  ここシャブリは知る人ぞ知るワインの名産地だという。知らない事は恐ろしいーーー
  
 
  世界遺産フォントネー修道院への田舎道、快適!
  
  
  修道院に着く。素晴らしい環境、駐車場でもこの感じ。 入場料 47 フラン、750 円ぐらいかーーー
  
  
  日本語のパンフレットがある。
  フランス最古のシトー派修道院と書いてある。
  
  聖堂
  
  
  通常大理石などで出来ている礼拝堂(聖堂)の床がジャリだ!
  
  
  
  
  見所がいっぱいなのだが 12 時から 2 時まで閉めるのでゆっくり出来ない。
  
  
  
  
  
  
  12 時に閉め出されて終わる。
  
  さほど遠くない所にセーヌ川の源泉がある。
  地図を頼りに進むが道は急カーブやすれ違えない所もあるが舗装はしてある。
  小さな集落ではクランクが連続する。車が来ないのが有り難い。図入りの標識が出てくる。
  ナポレオン三世の巨像がある山を越える。1 時間で着く。
  
  日本と異なり源流が山奥ではない
  ここにコレは必要かな?
  
  30 cm 幅のセーヌ川
  
  
  世界遺産の ヴェズレに向かう。約 80 Km 先だ。またまた小さな村々を通り抜ける
  
  注意が欠かせないが心地良い
  
  
  ヴェズレに向かう途中のアヴァロン、町は立体的、立派な城壁
  
  
  車はマニュアルなのでとても楽しい!!   ただ上り下りが頻発するとちょっとしんどい。
  景色もこれ以上の快適さは求められない。
  
  世界遺産のヴェズレ、丘の上の大聖堂
  
  
  「参道」を登る。この一本道のみ家並みがあり周りはブドウ畑だ。
  
  
  サントマドレーヌ大聖堂
  
  中の彫刻、雰囲気、ステンドグラス、素晴らしい。
  
  昨夜イビスシャブリで押さえて貰ったイビスリヨンに高速で飛ばして 7 時半に着く。
  リヨンにはイビスが 7~8 軒有るようで一番安いところを取って貰った。中心から 15 Km 程度南だ。
  
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  本日レンタカー走行距離 532 Km
  
  
  
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